毛玉(ピリング)の取り方

毛玉ができてしまったら・・・
引っ張る、ちぎる、むしるは絶対にNG!変に引っ張ったりちぎると、さらなる毛玉の原因になります!

市販の毛玉取りを使用するか、ガムテープなどで毛玉を持ち上げるようにしながら、
小さなハサミ(先が丸いものがベスト)でひとつひとつ丁寧にカットしてください。

毛玉を切る時は回りの糸や生地まで切らないように気をつけましょう。
ただし、あまり取りすぎると生地を傷めることに繋がるので注意が必要です。

■■ やり過ぎは禁物!毛玉取りは衣服の寿命を短くしてしまいます…

毛玉の正体は「汚れ」ではなく、繊維が玉状になったもの。つまり、毛玉を取れば取るほど
衣服を形成する繊維そのものを刈り取ることとなり、直接衣服を傷付けているといえるのです。
毛玉も元はセーターの糸の一部。くれぐれも毛玉の取りすぎには注意してくださいね。

原因は「摩擦」と「使用頻度」
毛玉の防ぎ方

そもそもどうして毛玉ができるのか・・・原因は「摩擦」と「使用頻度」

毛玉は、着用中よく擦れる部分(襟まわり、袖口、ひじ部分など)や洗濯時の摩擦によりできるとされています。
そのため、男性だとスーツ、女性だと毎日羽織るカーディガンなど、使用頻度の高いものほど毛玉ができやすいというわけです。

しかしニットである以上、毛玉を完全に防ぐことはできません!
そこで、毛玉になりにくい扱い方・毛玉をなるべく作らないようにする工夫をご紹介いたします♪

1日着たら数日休ませる

まず、どんなにお気に入りのニット製品でも、連続して着用することは避けましょう。
1日着たら1~3日休ませるなど、ローテーションを組んで着まわす事が効果的です◎
着用頻度が高ければ摩擦の頻度も高くなり、汚れれば洗濯の回数も当然増えます。
そうなると摩擦の機会が増え、毛玉の危険は一層高まる!というわけですね。

「ニット製品は必ず毛玉ができるもの」として認識するだけでも、ニットの扱い方は優しくなるはずです!

洗濯は必ず手洗いで

ニットの洗濯方法の基本は手洗い・押し洗いです。
どんなにしっかりしたニット素材でも洗濯機で回しては繊維が絡まりやすく毛玉の原因になってしまいます。
そこで、セーターなどは裏返して畳み、洗面器や洗濯層でやさしく押し洗うことをオススメします♪

ニットの洗い方はこちらをCheck!
►ニットの正しい洗濯方法

適正サイズを選ぶ

サイズが小さいと摩擦が大きく、毛玉ができやすくなります。

ブラッシング

毛玉の原因は摩擦による繊維の絡み合いです。そのため、着用後のブラッシングは毛玉対策に効果的!

素材にごとにブラシを使い分けるとGood!
・毛足の長いデリケートな素材・・・毛の長いブラシ(豚毛など)
・コットン素材・・・エチケットブラシ

※ 毛が金属製の毛玉取りブラシもありますが、力を入れすぎると毛玉以外の糸まで傷めてしまうので注意しましょう

<ブラッシング方法> 編地の地の目に沿ってやさしくブラッシング
こうすることで毛羽の絡みがほぐれ、毛並みが揃うだけでなくホコリも取ることができます。
着用前や脱いだ後にこまめにチェックすることで、毛玉になってしまうのを防ぎましょう♪

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