ニットといえば、汚れても簡単に洗えない…、気づけば毛玉ができてる…知らない間に虫食い…、 などなど、たくさんの問題が付きものですよね。
ニットのオシャレを快適に楽しむために、今回は以下3つのケア情報をご紹介いたします♪

ニットの正しい洗濯方法

最近は、セーターなどのニットアイテムを家庭で洗うケースも増えているようです。
ここではニットの洗い方についてご紹介いたします♪

ニットを洗う前に・・・
事前準備

● まずは汚れの種類をチェック

汚れには、水性、油性、不溶性と大きく3つの種類がありますが、
単一の汚れよりも複合した汚れの場合が多いので、状態により洗剤・溶剤を選ぶことが必要です。

●準備

洗濯絵表示や素材を確認し、自宅で洗えるものかどうかがわかったら、ちょっとした事前準備をしましょう。

・洗濯用洗剤
ニットの洗濯には中性洗剤が好ましいです。(ドライマーク用洗剤、おしゃれ着洗剤など)
通常の洗剤は弱アルカリ性でウールなどには強すぎてフェルト状になってしまう恐れがあります。

・ピンポイント汚れ対策
襟や袖口の汚れ、食べこぼしなどのシミには、洗剤を直接つけ
タオルなどでやさしく押さえておくと汚れが落ちやすくなります。

●ニットの洗い方

ニットの洗濯は手洗いが基本。また、色落ちや色移りを防ぐため、1着ずつ単独で洗いましょう。
※ドライ指定の製品については自宅の洗濯はできないため、ドライクリーニングに出してください。

ニットは必ず「押し洗い」で!
押し洗いとは・・・両手で押しつけては持ち上げ、また押しつける動作を繰り返す洗い方で、
洗うときから脱水まで、たたんだ形を崩さないことがポイントです。

その他手洗い方法はこちら
►手洗い方法一覧

STEP1 洗濯液を作る

洗剤に記載されている使用方法を確認し、洗面器などに洗濯液を作ります。

STEP2 洗う

型崩れが気になる方は、衣類をたたんだ状態より少し小さめのネットに入れ
ボタンやファスナーを留めて裏返してから、洗濯液の中で20~30回押し洗いをします。
※このとき絶対擦ったりしないこと!
沈める、浮かせるという動作を繰り返すだけで充分です。
また、長時間お湯につけるのもNG×色落ちや縮みの原因になります。

STEP3 すすぐ

ニット製品が十分に浸かるくらいのぬるま湯のなかで、やさしく押しながらすすぎます。
途中お湯を入れ替えながら、洗剤の泡が出なくなるまで丁寧にすすぎましょう。
柔軟仕上げ剤を使う場合は最後のすすぎの時に入れます。

STEP4 脱水

軽く水を切ってから、厚手のバスタオルの上に広げて水分を取り除きます。

STEP5 干す

ニットは平らなところに広げて干す、「平干し」をオススメします。
ハンガー干しも可能ですが、濡れた状態のセーターは水分の重みで伸びやすくなっているため注意が必要です。
また、天日干しではなく、室内干しもしくは陰干しが良いとされています。
(陰干しは商品の日焼け、黄変、変色、劣化を防ぎます)

襟や袖口など水分の残りやすいゴム部分は、絞らずに握って十分に水分を取り、伸ばさないように気をつけましょう。
ニット製品は素材にかかわらずヨコ方向にはほとんど縮みませんが、タテ方向にどうしても縮みたがります。
出来るだけタテ方向に伸ばして形を整えるのが良いでしょう。

知っていると役に立つ!
4つの手洗い方法

押し洗い

ニットの洗い方の基本はこの「押し洗い」です。
①洗面器などにぬるま湯を入れ、洗剤を溶かす。
②その中で沈める、浮かすをいう動作を20~30回繰り返す。
③30秒程度軽く脱水し、キレイな水で10~15回のすすぎを2回繰り返す。
※揉んだり擦ったりは絶対にNG!

つかみ洗い

汚れの気になる袖口や裾部分は「つかみ洗い」がおすすめ!
①手のひらで、つかんだり離したりする動作を何度か繰り返す。
 (押し洗いの応用)
②すすぎも同様に、つかんだり離したりを繰り返す。

つまみ洗い

さらに部分的な汚れを洗うときに効果的なのが「つまみ洗い」です。
①汚れた部分に直接液体洗剤をつける。
(洗剤を直接つけたあと、タオルなどでやさしく押さえておくと、汚れが落ちやすくなる。)
②汚れた部分をつまむように洗う。綿などの素材は手で揉みほぐすとOK!

デリケートな素材の場合・・・
①下にタオルを敷き、その上に汚れのある衣服を置く。
②汚れた部分を洗剤をつけた綿棒などでやさしく叩く。

つけ置き洗い

頑固な汚れには「つけ置き洗い」が効果的です。
①衣服がちょうど浸るだけの水を洗面器などに入れる。
②普段よりやや濃い洗濯液を作る。
③30分から2時間程度つけておく。
④その後は洗濯機で、衣服に合った洗い方をする。

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